「最近体臭が気になるけど、そもそも体臭ってなんでするんだろう」って思ったことはありませんか？
今回はそんな体臭についてご説明します！
汗腺からの発汗による体臭
人間の身体には、エクリン汗腺とアポクリン汗腺という2つの種類の汗腺があります。エクリン汗腺は全身に存在し、体温調節に主に関与しています。一方、アポクリン汗腺は主に脇の下や陰部周辺に集中しており、ストレスや性的興奮などによって発汗します。アポクリン汗腺からの汗には脂質やタンパク質などが含まれ、この成分が皮膚表面に細菌が繁殖するきっかけとなり、体臭の原因となることがあります。
皮脂腺からの分泌物による体臭
皮脂腺は、皮脂と呼ばれる脂質を分泌します。皮脂は、皮膚の保護や水分保持などに重要な役割を持っています。しかし、皮脂が過剰に分泌されると、皮膚表面に菌が繁殖しやすくなり、体臭の原因となることがあります。特に、頭皮や顔、背中、胸、腰周りなどが皮脂の分泌が多く、体臭の発生が多い部位となります。
口臭による体臭
口臭は、口の中の細菌が食べかすやタンパク質を分解して発生します。特に、口腔内が乾燥すると、細菌が増殖しやすくなるため、唾液の分泌量が不足する場合は、口臭の発生が促進されます。また、歯周病や虫歯、口腔内の炎症なども口臭の原因となることがあります。
食生活や生活習慣による体臭
食べ物の匂いが身体から出ることもあります。特に、ニンニクや玉ねぎ、アスパラガス、コーヒーやアルコールなどが代表的な食品で、摂取後に体臭の原因となることが多いです。また、タバコの臭いも体臭の原因の一つとして挙げられます。